-Around 18:00 ? -
平和そうな湖水地方北部に位置するあたりを走り続けていると、突然わたしの自転車に異変が・・・
・・・パンク。
確かにCarolは言っていた。2台はパンクしないタイヤだけど、コレは普通のタイヤって。
きゃぁ~!!まさか。まさか。1回くらいはあるかなって思っていたけど、イキナリ初日!?
実は、この旅に出る1ヶ月前、クロスバイクを購入。今までのママチャリ生活を捨て、クロスバイク生活に移行。
旅の下準備?として片道12キロほどの会社まで通勤してみたりしてました。
そのバイクを買ったお店のお兄さんに、実はイギリスに自転車の旅に行くんだ、というと、親切にも1時間くらい時間をかけて、タイヤのはずし方、パンクの直し方、タイヤの戻し方、チェーンの直し方などなど、教えてくれたのです。
う・・・難しい・・・できるかわからない・・・と内心思いつつ、渡英。
Carolも、お兄さんも、「いざとなったらサイクリストを止めて、『Help Me!』って言ったら直してくれるよ、って最後は他力本願。
まさか、それをする時がこんなに早く訪れるとは。
しかし。
前回言ったとおり、C2Cルートには全然サイクリストがいない。
仕方ない。お兄さんに教わったとおり、自分で自転車を分解してみよう。
工具やパンクリペアキットは、レンタルサイクルやさんで貸してもらっている。
タイヤは外れた。あとはパンクを直して、空気を入れて。。。
やってみた。
でも、うまくいかない。
そこに神様のように車が来た。
手を振って、最高の笑顔で 『Help Me!!』
おじさんに見えるお兄さんは家族連れ。助手席には奥様。後部座席にはぼっちゃん。
危機的な状況のわたし達には遠慮はない。
すみません・・・な表情をしつつ、すがるような思いで説明すると、お兄さんは笑顔で助けてくれた。
DIY大好きな国民性のイギリス人は、自転車もみんな直せるのね~なんて感心しながら、手伝う。
30分くらいかしら。なかなか完成しないのだけど、どうにかこうにか終了。
助手席の奥様は、旅路を異国の女子に邪魔されて、ちょっとむっとしている・・・すみません。。。
お礼を言ってお兄さん家族はふたたびドライブに戻っていった。
お気をつけて・・・。ほんとうにありがとう。
リペアキットの後片付け。あれ?なんか一つ足りない。タイヤを押さえる器具が一つない。
もしかして、お兄さんの車の上に乗っけて、そのまま行っちゃったのかなあ?
どっかに落ちてない??
探してみてもないので、あきらめて出発。
まさか、それが今後大事件を引き起こすことも知らずに・・・
パンクでのロスタイム、およそ1時間~1時間半。
気を取り直して出発!
疲れてしまった気持ちが、湖と牛の見事なコラボで癒される。
まさに、『THE イギリスの田舎』
明るいけれども時間的にはもう余裕はない。
22時まで明るい国でよかった。夏でよかった。
あとどのくらいで今日泊まる町、Keswickに着くのか。
時間も予測できないまま、走り続ける。
1日目にして疲れ果てたので、二者択一で選べる道も、ガタガタ道よりも舗装されている道を選ぶ。
この辺見所って書いてあったんだけどな~なんて言いながら 走り続ける。
見所だったのは、森の中を走る、ガタガタ道のほうだった。一つ見所を見損ねる。
走っていると、やっと『Keswick』の表示。
やったぁ!間違いなく、近づいてる!あとちょっとで休める~!!!
そんな気持ちでこいでいると、やってしまった。
森の中でぬかるんだガタガタ道。疲れはピークに達していたので、もはやハンドルの操作もままならない。
みごとに滑って、右に倒れこむ。右側泥だらけ。
でもそんなに痛くなかったので、この日はたしか、笑っていられた。
やーーーーーーーーーっとの思いで、KeswickのCitycentreに到着。
小さいけど、なんだかかわいらしい町。
わたし達が予約していったのは、「George Hotel」。
イギリスによくある、パブの上にあるホテル。フロントのお兄さんに、自転車で来た、というと、裏の倉庫に鍵をかけて預かってくれた。
21:00 到着。
C2C初日。長い長い一日だった。翌日からが本気で心配になるくらい、ハードな初日だった。
荷物を置き、近所のパブで夕飯。
疲れすぎて、とりあえずビールと、パブごはんを食べて、翌日に備えて早めに就寝。
[本日の自転車時間]
13:00-21:00
[本日の自転車距離]
約49Km
[本日のパンク回数]
1回
[本日の宿泊先]
George Hotel
St. Johns St.
Keswick, Cumbria
CA12 5AZ
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